長年お客さまと接する中で
睡眠やストレス、自律神経の状態は、
外見だけでなく、
人の健やかさや毎日のパフォーマンスにも
大きく関わっているということを痛感しました。
そして、整えたくても、
なかなか自分では手が届きにくいもの。
それは、私自身も同じでした。
だから私は、
頭も心も働かせ続けている人へ向けた
静かな休息の場所として
睡ノ室という、小さな一室をつくりました。
Ⅱ.私自身も、そうだった
仕事のこと。
家族のこと。
人との関わり。
これからのこと。
「すべき事」や
「もっと頑張らねば」という思いに追われ、
気が休まらない。
頭は常に何かを考えていて、
眠っても深いところの疲れは取れない。
ぼーっとする時間に、少し罪悪感がある。
そんな毎日を過ごすうちに、
いつの間にか、
休むことそのものが苦手になっていく。
立ち止まっても、
どう力を抜けばいいのか分からない。
私自身がそうでした。
だからこそ私は、
強く刺激を与えることよりも、
ただ、
安心できること。
力を抜けること。
呼吸が深くなること。
を、何より大切にしています。
そしてその大切さは、
自分自身だけでなく、
家族との時間の中でも
何度も気づかされてきました。
我が家には、
感受性が高く、
疲れが心や身体に表れやすい子どもがいます。
頑張りすぎたり、
疲れがたまったりすると、
些細なことで感情が強く揺さぶられたり
夜中に何度も目を覚ましたり。
心も体も、疲れ切って
うまく休めなくなってしまうことがありました。
そんな時は、
話を聴く。
否定しない。
ただそばで静かに寄り添う。
そして、やさしく触れる。
すると、
表情がやわらぎ、
声のトーンが落ち着き、
眠りも深くなることがありました。
目の前のことに夢中になるあまり、
気付けば、
頑張りすぎてしまう。
力の抜き方を忘れてしまうのは、
大人だけではないのかもしれません。
仕事。
子育て。
介護。
人間関係。
年齢や性別、立場は違っても、
目の前のことに真剣な人ほど、
知らないうちに力み続けてしまいます。
そうした状態では、
本来なら自然にできていたことにも、
余計な力が必要になってしまいます。
必要なのは、
その時の疲れや痛みを、
強い刺激でやり過ごすことよりも、
力の抜き方を思い出すこと。
それが大切だと、
私は思っています。
そっと手を当てること。
ただ静かに寄り添うこと。
それだけで、
力がふっと抜けていくことがあります。
睡ノ室が目指しているのは、
力を抜き、
頭と心に少し余白を取り戻し、
また自分らしく日常へ戻っていくための、
小さな休息の場所です。
睡ノ室のロゴは、「睡」を表す
SUIをもとにデザインしています。
あえて逆へたどる流れには、
「張りつめた今から、
本来の自分へ戻る」
という想いを込めました。
日々の忙しさの中で、
私たちはいつの間にか力が入り、
考えごとや不安を抱えたまま過ごしています。
睡ノ室が目指しているのは、
何かを足すことではなく、
少しずつ手放し、
本来の自分へ戻っていく時間です。
また、ロゴの縦の流れには、
日本らしい静けさや
余白の美しさへの想いも重ねています。
侘び寂びにある
飾りすぎない静けさ、
余白の美しさ。
睡を整える。
こころが静まる。
自分と向き合う。
睡ノ室という名前とロゴには、
そんな静かな時間への想いを込めています。
そんな時間を、
ゆっくりと頭に触れながら、
ドライヘッドスパという形でお届けしています。