気づけば、
仕事のこと。
家族のこと。
将来のこと。
頭の中では常に何かを考えている。
休んでいるつもりでも、
考え事は止まらない。
眠っても疲れが取れない。
ぼーっとする時間がない。
いつの間にか、
力を抜くことが苦手になっていました。
だから私は、
ただ気持ち良いだけではなく
考え続ける頭を休ませる場所を
作りたいと思いました。
睡ノ室は、
そんな思いから生まれました。
Ⅱ.私自身も、そうだった
私は18年間、美容の仕事に携わり、
お肌やお顔に触れながら、多くの方のお悩みに向き合ってきました。
その中で感じていたのは、肌や見た目の悩みの奥には、睡眠不足やストレス、自律神経の乱れが関係していることが少なくないということです。
どれだけケアを頑張っていても、心や体が休まらなければ、本来の力を発揮できません。
そして私自身も子どもを育てながら働く中で、
日々の忙しさやプレッシャー、
思うようにいかない現実、
そして繊細な心との向き合い方に悩みながら
過ごしてきました。
気づけば、
頭の中はいつも何かを考えていて、
休んでいるはずなのに休まらない。
そんな感覚を抱えながら進んできた一人でもあります。
だからこそ私は、
強く刺激を与えることよりも、
安心できること。
力を抜けること。
呼吸が深くなること。
を大切にしています。
それは、私自身の経験だけでなく、
家族との時間の中でも感じてきたことでした。
我が家には、
刺激に敏感で繊細な子どもがいます。
自分の限界を超えて頑張りすぎたり、
疲れがたまったりすると、
些細なことでイライラしたり、
眠りが浅くなって夜中に何度も目を覚ましたり。
心も体も、
うまく休めなくなってしまうことがありました。
そんな時は、
話を聞き、否定せず、
ただそばで静かに寄り添う。
そして、やさしく触れる。
すると表情がやわらぎ、
声のトーンが落ち着き、
眠りも深くなることがありました。
目の前のことに真剣で、
何事にも一生懸命で、
つい頑張りすぎてしまう。
力の抜き方を忘れてしまうのは、
大人だけではないのかもしれません。
私はこれまで仕事を通じて多くの方のお話を伺ってきました。
仕事。
子育て。
介護。
人間関係。
立場は違っても、
多くの人が何かを考え、
力を入れ続けています。
頭の中が休まらない。
眠っても疲れが抜けない。
気づけば呼吸も浅くなっている。
そうした状態では、本来持っている
集中力や判断力も発揮しづらくなります。
だから私は、強く刺激することよりも
安心できること。
力を抜けること。
呼吸が深くなること。
を大切にしています。
「手当て」という言葉があるように、
そっと手を当てること。
ただ静かに寄り添うこと。
それだけで心がほどけていくことがあります。
力を尽くすことは素晴らしいことです。
責任を追うことも、
誰かのために力を尽くすことも。
けれど、
力を入れ続けるためには
力を抜く時間も必要だと思っています。
睡ノ室が目指しているのは、
そんなふうに力を抜き、
自分自身をいたわるための時間です。
睡ノ室のロゴは、「睡」をローマ字にした
SUI をもとにデザインしています。
右から左へ。
そして上から下へ。
少し視点を変えて読む構成には、
「張りつめた状態から、本来の自分へ還る」
という想いを込めました。
日々の忙しさの中で、
私たちは知らず知らずのうちに力が入り、
考えごとや不安を抱えたまま過ごしています。
睡ノ室が目指しているのは、
何かを足すことではなく、
抱え込んだものを少しずつ手放し、
もとの穏やかな状態へ戻っていく時間です。
また、ロゴの縦の流れには、
日本らしい静けさや余白の美しさへの想いも重ねています。
侘び寂びという文化にある、
飾りすぎない上質さ。
静かな時間の中にある豊かさ。
睡ノ室という名前とロゴには、
そんな価値観を込めています。